ある土日の深夜,私はやる気の無い様子で寝転がりながら
ボケーッとテレビを聞いていた(見ていたのではない).

すると
「スピーカは映像を伝えるテレビなどと違い,発明後,大した進化をしていない」
(こんな内容に近い表現だったと思う)
と,聞こえてくるではないか.

そのときの番組は,未来創造堂という木梨憲武氏が司会の番組で,
話の流れでスピーカの進化形とは,という話になり,非常に気になった私は
テレビに釘付けとなった.

そのスピーカの詳細については
「平面波スピーカ」なりで調べてもらうとして,
そのスピーカの出す音環境がどうしても気になった私は購入しようと思ったわけである.
というのも,このスピーカシステムは通常のスピーカと違い,指向性が強いとされていたからである.(・・・のはず)
私は,ある場所を限定してその場所にしか音が聞こえないという超指向性スピーカに非常に興味をもっているのである.そういうシステムが企業向けに売られているのは知っているが,非常に高価である.
まあ個人が手に入れて何するの?という話もあるが,気になったものはしょうがない.

ということで
http://www.dream-pa.jp/cld/products/ss-2101/index.htm
に掲載されているSS-2101というスピーカシステムを購入しました.

これはアンプ内蔵ウーファーと平面波スピーカ2基で構成されるもので,
値段は約3万円という代物.いわゆる2.1chサウンドシステムとかいうやつですな.
また散財をしてしまったという後悔の念はそこそこに,早速セッティングをして鑑賞してみました.

で,一番気になっていた指向性については,正直そこまでのものじゃないかも,といった具合でした.
私の部屋が狭いというのもあるかもしれませんけども.
しかし,音はいいと思います.(そこまで語れる優秀な耳&文章力をもっていない)
気になった点としては,スピーカ単体だけでは低音が全くといっていいほど出ません.
そのためのウーファーなのですが,近所迷惑ということを考えると深夜音量をあげられません.
もちろんそこまで音量出さずとも,十分すぎるほどクリアに聞こえるわけなんですが.
これもこのスピーカの特性だと言われています.

総合的にみると,3万円分の価値は十分あると思います.
次世代スピーカというにふさわしいものだと思います.